
【自律神経専門整体】「うちの子、怠けてるんじゃない?」と悩むお母さんへ 〜中学生の起立性調節障害と向き合うために〜
2025.07.12
自律神経失調症
起立性調節障害
こんにちは。松山自律神経整体院です(^^)
この記事をご覧いただいているあなたは、
- 「朝になると頭が痛い、気持ち悪いと言って起きてこない」
- 「学校に行こうとするとお腹が痛い、動悸がすると言い出す」
- 「休日は元気なのに、平日になると寝てばかり」
……そんなお子さんの様子に戸惑い、
「怠けてるの?」「精神的な問題?」「どう接したらいいの?」と 悩みながらも、心配でたまらないお気持ちかもしれません。
お母さん、どうか安心してください。
それは怠けでも甘えでもありません。
「起立性調節障害(OD)」と呼ばれる、 思春期に多く見られる“身体の不調”なのです。
今日は、自律神経専門整体師として、 この症状の正体、そしてご家族としてできることを やさしく、丁寧にお伝えします。
■ 起立性調節障害とは?
起立性調節障害とは、自律神経の働きがうまくいかず、 血圧や脈拍の調整が乱れることで、 立ちくらみ・動悸・倦怠感・頭痛・朝起きられないなどの 症状があらわれる状態です。
特に中学生前後の思春期の子どもに多く、 男子よりも女子にやや多いとされています。
【主な症状】
- 朝起きられない、午前中に調子が悪い
- 立ちくらみやふらつき
- 動悸や息切れ
- 頭痛や吐き気
- 腹痛や食欲不振
- 身体が重い、だるい
- 集中力が続かない
■ なぜ思春期に多いのか?
思春期は、身体も心も大きく変化する時期。
ホルモンバランスの急激な変化に加え、 環境の変化(進学、部活、友人関係、スマホの影響など)も重なり、 自律神経に大きな負担がかかります。
特に「頑張り屋さん」や「気を遣う子」に多く見られます。
学校や友達、先生との関係など、 本人がうまく言葉にできないストレスを抱えていることも。
■ けっして「怠け」ではありません
この症状の厄介なところは、 病院で血液検査などをしても「異常なし」と出やすいことです。
でも、本人の中ではたしかに“つらい症状”が起きています。
体が動かない、頭が痛い、心臓がドキドキする……。 でもそれをうまく説明できない年頃だからこそ、 「さぼっているように見える」こともあるのです。
親御さんにしてみれば、
「どうして休日は元気なの?」 「ゲームはできるのに、学校には行けないの?」
……そんな矛盾が理解できず、 つい責めるような言葉をかけてしまうこともあるかもしれません。
でも、本人はそれ以上に悩み、苦しんでいるのです。
■ 専門家に相談するという選択肢
起立性調節障害の対応には、 時間と正しい理解、そして根気が必要です。
最初は小児科や心療内科を受診し、 必要であれば投薬治療を行うのも大切です。
ただ、薬だけでは改善が難しい場合も多く、 「原因がわからない」「どうすればいいかわからない」と 医療機関でさじを投げられるケースもあります。
そんなときは、ぜひ“自律神経の専門家”に相談してみてください。
整体と聞くと「大人向け?」と感じるかもしれませんが、 当院では中高生のお子さんも多く来院されています。
やさしい施術で、 首・背中・骨盤のゆがみ、内臓の位置、呼吸の深さなどを整えることで、 少しずつ、自律神経のバランスを整えていくことが可能です。
■ 家でできる3つのサポート
- 朝に無理やり起こさない
- 水分と塩分をこまめに取る
- 否定せずに受け止める
■ 焦らなくていいんです
「このままずっと学校に行けないのでは?」 「将来が心配で夜も眠れない……」
お母さんがそう感じるのは、当然です。
でも、大丈夫。
起立性調節障害は、時間をかけて向き合えば、 ちゃんと回復していく症状です。
半年〜1年ほどかかる場合もありますが、 その中で少しずつ体力がつき、自信が戻り、 学校に通えるようになるお子さんもたくさんいます。
だからこそ、“焦らず、信じて、見守る”。
これが何よりも大切なサポートなのです。
■ お母さんも、どうかご自分を責めないで
お子さんの不調が続くと、 「私の育て方が悪かったのかな……」 「もっと早く気づいてあげればよかった……」
そんなふうに、自分を責めてしまうお母さんも多いです。
でも、どうか忘れないでください。
あなたは、毎日お子さんのことで悩み、心配し、 どうにか助けようと必死に行動している。
それだけで、もう十分すぎるほど素晴らしいお母さんです。
■ ひとりで抱え込まないでください
当院では、 「まずは話を聞いてほしい」「学校に行けなくて不安」 という親御さんのご相談も、多くお受けしています。
身体を整えることはもちろん、 気持ちのサポートも、私たちの大切な役目です。
小さな変化が、大きな希望になります。
「今日は10分だけ起きられた」 「朝ごはんを食べられた」 「スマホを見る時間が減った」
そんな一歩一歩を、一緒に喜び合えたらと思います。
■ 最後に――
大丈夫です。
あなたのお子さんは、必ず回復します。
焦らず、比べず、否定せず。
その子のペースで、少しずつ元気を取り戻していくのを、 私たちは何よりも願っています。
お母さん自身も、どうかご自身を大切に。
そして、いつでも頼ってくださいね。
松山自律神経整体院