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【自律神経専門整体】やっかいな気象病を整体師が解説!

2023.12.19

症状ブログ

自律神経と気象病の関係性

 

こんにちは。自律神経専門整体松山整体院の尾上です。

当院は自律神経トラブルを専門とした松山市の整体院で、自律神経失調症や頭痛、うつ、パニック障害、起立性調節障害や内臓系疾患を得意としています。

はじめに、こういったお悩みに当てはまるところがないか、チェックしてみてください。

 

・雨が降る前日に決まって調子が悪くなる

・曇りや雨だと頭痛が強くなる

・梅雨の時期は部屋から動けない

・神経症、不安障害、うつ病が雨の日に悪化する

・気圧の変化を毎日チェックしないと安心できない

・抑うつ薬が増えることはあっても減った事はない

 

ひとつでもチェックの付いた方は、いわゆる気象病という症状にあてはまります。

この気象病は近年、増えてきた症状ですが、自律神経の乱れと深い関係があります。

あなたには普段、こういった思いはありませんか?

“なんで雨の日に調子が悪くなるのだろう?”

“なぜ自律神経の乱れが何年も改善しないの?”

“自分の身体がどうなっているのかわからないことがストレス”

そういった方の為にこのブログでは、自律神経や気象病、その改善方法について解説していきます。

読み終わる頃には「自分の身体のことがわかった」「安心した」と思っていただけると思います。

 


 

自律神経とは?

 

では、まず自律神経について簡単にお伝えしたいと思います。

自律神経失調症という症状が一般的になったのはここ最近のことで、私が整体の世界に飛び込んだ10年前には、まだあまりメジャーなものではなかったと思います。

当時の私は、自律神経という言葉は聞いたことはあるけど「なんだかよくわからない」ものという印象でした。

自律神経について、医学的には次のように述べられています。

「自律神経は、体温、発汗、血圧、呼吸、心拍、胃腸の運動などを無意識に調整しています。

これを生体恒常性(ホメオスタシス)といい、この調整が働かなくなると、生体内部の環境が乱れ、不調を来し、いずれは死に至ります。」

引用元(https://www.natural-c.com/blog/2019/09/post-208-699778.html

自律神経は無意識に働いている神経の働きであり、生きていく上でとても重要なものになります。

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。

交感神経は活発に活動する時に働く神経で、筋肉への血流が増えたり心拍数が上がったり、汗をかくなどが交感神経の働きです。

反対に身体を休ませるのが副交感神経で、内臓への血流が増えたり呼吸が深くなったり、深い睡眠をとる働きがあります。

車に例えるなら、アクセルが交感神経、ブレーキが副交感神経です。

どちらも一日の中で働くべきタイミングがあり、片方が活発な時はもう片方が休んでいるような関係にあります。

 


 

自律神経の乱れとは

 

自律神経が乱れている状態というのは、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできていない状態のことを指します。

人の身体には一日の流れの中にリズムがあり、交感神経が活発になるタイミングと、副交感神経が活発になるタイミングが交互にあります。

切り替えがうまくできなくなると、例えば夜寝る時間になっても目が冴えて寝付けなくなったり、朝目が覚めても身体がだるくて起きることができないなどといった不調が現れます。

交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキだとすれば、アクセルばかり踏み込んで走り続けていたり、ずっとブレーキを踏みっぱなしで前に進まない車のようなものです。

交感神経と副交感神経はシーソーの関係にあるので、どちらかが働いている時はもう片方が働けない仕組みです。

なので、交感神経ばかりが働いている人はブレーキを踏めないので休むことができず、副交感神経が強い人はアクセルを踏めないので動きたくても動けない、という具合です。

この延長線上に起こる様々な症状を、ひとまとめにすると自律神経失調症と呼ばれるのです。

 


 

自律神経の乱れによる症状

 

自律神経が乱れることで起こりやすい症状を、交感神経が強いタイプ、副交感神経が強いタイプに分けてご紹介します。

当てはまるものがどちらのタイプにあるか、チェックしてみてください。

 

〈交感神経が強いタイプ〉
・うつ、躁うつ病
・パニック障害
・高血圧
・逆流性食道炎
・過敏性腸症候群
・不整脈
・ひどい首こり
・緊張型頭痛
・群発頭痛
・不眠
・生理痛、生理不順

 

〈副交感神経が強いタイプ〉
・起立性調節障害
・低血圧
・低血糖
・めまい
・ひどい肩こり
・無気力

 

基本的に交感神経が強いタイプの症状の方が多い傾向にあります。

何故なら、人の身体は生き残ることを最優先とするので、交感神経のほうにスイッチを入れやすいようになっています。

今、あなたの隣に野生のライオンがいるとしたら、そのまま眠ることはできますか?

できませんよね。すぐに逃げるか、戦うかしか選択肢がありません。

この逃走、もしくは、闘争が交感神経の働きとも言えます。

交感神経が働かないと危険がある状況で生き残れないのです。

実は、これが自律神経の乱れを改善するヒントになります。

“身体が危険を感じると交感神経にスイッチが入る”

この言葉を覚えて、最後まで読み進めてみてください。

 


 

気象病とは

 

気象病は、ここ数年になって聞くようになった病名です。

それだけ、天気の変化で体調を崩す人が増えてきたという事だと思いますが、今でも一般的に浸透しきってはいないので、病院の先生でもご存じで無い事がたまにあります。

正式な病名と言うよりは、症状の様子から付けられた造語に近いものだと思います。

天気病、気候病、気象うつなど、色々と呼び方もあるようです。

呼び方は様々ですが、要点は「天気に体調が左右される」という事です。

雨の日やその前日に頭痛がし出したり、めまいやふらつき、吐き気がするなど、自律神経が乱れた時のような症状を出すことから、天気が自律神経を乱しているという結びつけがされています。

雨の日だけでなく、曇りの日、気圧の低い日、逆に晴れの日に調子が崩れるという方もいるようです。共通して気温、気圧、湿度の変化がポイントになっています。

気象病について、医療機関での見解は次のように述べられています。

『気象病とは、気圧や気温の変化(寒暖差)、湿度などの気象条件が変化することによって、心身ともにさまざまな不調が出ることを言います。

正式な病気として認定されている訳ではないですが、気象病は患者さんの生活に支障をきたしてしまう辛い不調です。

重症度は「雨の降る前は何となく不調」という方から、「寝込んでしまって学校や仕事に行けない」という方までさまざまなケースがあります。

症状も非常に多岐にわたります。

最も多いのは頭痛ですが、全身倦怠感やめまい、首肩こり、起床困難、低血圧、抑うつなど、心身、そして全身にさまざまな不調が出やすいです』

引用元(https://setagayanaika.com/blog/1089

 


 

自身をチェックしてみてください

 

それでは、実際にご自分が気象病にどれだけ当てはまるのか、チェックしてみましょう。

頭痛
頭重感
不安感
疲労感
眠気
不眠症
めまい
関節痛
筋肉のこわばり
体のだるさ
鼻づまりや鼻水
喉の痛み
不安定な気分
過敏性反応
血圧の変動
食欲の変化
起立性調節障害(立ちくらみ)
集中力の低下
気分の沈み込み
悪心や吐き気

 

天気の変わる時にこれらの症状がいくつ出やすいか、数えてみてください。

 

1~3つであれば、軽度。
4~8つは中度。
9~14個は重症。
15個以上だと超・重症の状態と言えます。

医療機関でも言われているように、正式な病気ではないのでこのチェックリストがすべてではありません。しかし、当てはまる項目が多いほど、身体の状態は悪いと言えます。

 


 

整体で自律神経の乱れが整う理由とは

 

 

改めて自己紹介しますと、松山市で自律神経を専門とする整体院「松山整体院」の院長、尾上と申します。

私は18歳で松山市に越してきて、大学卒業後に整体の世界に飛び込みました。

それ以来、松山で多くの方のお身体を診させていただいてきましたが、年々増えていると感じるのが自律神経のトラブルでお悩みのお客様です。

自律神経の乱れによる症状はとても多くて、同じ自律神経でも人によっては頭痛として表れて、また別の人は内臓に表れます。

一番驚いたのは、自律神経が原因で五十肩になっていた方です。

その方は、自律神経専門の整体調整をすることで五十肩がほぼ無くなりました。

自律神経の乱れが整体によって整い、症状がどんどん良くなる様子を目の前で見ていると、もっとこの価値を多くの方に知ってもらいたいと強く願うようになります。

このブログも、その想いから書いていますので、どうか読み進めてください。

さて、整体で自律神経の乱れが整うということを、まだ知らない、イメージできないという方もいらっしゃると思うので、ここで一度、簡単に解説しておきたいと思います。

整体で自律神経が整う理由は大きく3つあります。

 

1⃣身体をリラックスさせることができる
2⃣痛み、ゆがみというストレスを軽減できる
3⃣オキシトシンを分泌させることができる

 

ひとつずつ説明していきます。

 

1⃣身体をリラックスさせることができる

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、どちらかと言うと交感神経にスイッチが入りやすいということをお伝えしました。

その為、自律神経が乱れている方のほとんどは交感神経が強い状態です。

交感神経が強いということは、身体は常になにか「危険」を感じているということです。

極端な話、隣に野生のライオンがいる状態が交感神経にスイッチが入っている状態です。

その「危険だ!」という感覚を無くしてあげないと、休まることができません。

整体によって身体を柔らかくしてあげると、それによって身体は「危険が無くなった」と安心することができます。

そうすると、副交感神経にスイッチを切り替えることがしやすくなるのです。

もちろん、どんな整体でもいいかというと、そうとも言えません。

ぐいぐい押したり、バキッと鳴らすような整体だと、一時的にでも身体に緊張が入るので交感神経が強いままになりがちです。

ソフトでやさしい、受けていて安心できる整体手法であることが大切です。

 

2⃣痛み、ゆがみというストレスを軽減できる

交感神経にスイッチを入れざるを得ない「危険」な感覚は、ライオンのようにわかりやすいものだけではありません。

どこかに痛みがある、骨格のゆがみがあって不安定というのも、身体にとってはストレスです。

気付かないほどのストレスかも知れませんが、これが毎日のように続くと、塵が積もって山となるように、やがて無視できない強いストレスになっていきます。

整体は、痛みという症状や骨格のゆがみを解消する最も効果的な方法だと私は思います。

当院は自律神経専門の整体院ですが、痛みやしびれといった症状を訴えてお越しになったお客様の喜びの声もたくさんいただいております。参考に、そちらも少しご覧ください。

 

 

3⃣オキシトシンを分泌させることができる

オキシトシンというホルモンをご存知でしょうか?

いわゆる「愛情ホルモン」と呼ばれるもので、人が愛を感じる時に分泌されると言われています。

このオキシトシンが実は自律神経を整えるとてもおおきな力を担っています。

それは、ストレスを消すことができる、というものです。

人はストレスを脳で処理するのですが、その時にオキシトシンがストレスを消化し軽減してくれるのです。

つまり、オキシトシンがたくさん分泌されていると、隣にライオンがいるような危険な状態でも比較的リラックスできるのです。

交感神経が優位になっている状態から、副交感神経へスイッチが切り替わるために、オキシトシンはとても重要です。

このオキシトシンを分泌させるひとつの方法が、「肌に触れる」ということです。

例えば、大切なご家族との肌の触れ合いは愛情を実感できる瞬間だと思います。

こどもの頃、誰だってお母さんお父さんに抱きかかえられると安心できましたよね。

それは、肌の触れ合いという刺激がオキシトシンを分泌させていることが影響しています。

誰でもいいわけではありません。信頼関係があり、かつ、やさしい触れ方ではじめてオキシトシンが分泌されストレスを消化してくれます。

私たち整体師はお客様のお身体への触れ方はもちろんプロですし、信頼関係を築いていくことをとても大事にしています。

なので、整体を受けることは、オキシトシンを分泌させストレスを軽減する効果が期待できるということです。

以上、3つの理由から、整体で自律神経の乱れを整えることができます。

あなたがもし、自律神経の乱れを改善したいけど、どうすればいいかわからない、とお悩みでしたら適切な整体院を探して調整してもらうことをおすすめします。

松山市の方、近隣にお住いの方は、当院にお問い合わせいただいても大丈夫です。


 

気象病の原因とは

 

 

気象病の話に戻ります。

気象病は、気温や気圧、湿度などの変化によって不調が出る病気です。しかし、天気が変わる事での影響はそこに住んでいる全員が受けていますが、みんなが気象病で悩んでいるわけではありません。

気象病になる人とならない人の違いはどこにあるのでしょうか?

自律神経が原因と思っていませんか?実はそれは間違いです。自律神経の乱れがある人は気象病の症状も出しやすいのですが、自律神経が乱れることも含めて、根本的な原因があります。

それは「頚椎のズレ」です。つまり、首の骨がゆがんでいることが、気象病の原因であり、自律神経が乱れる原因でもあるのです。

首の骨は頭を支えるためにあります。頭には当然脳が入っているのですが、その中でもっとも重要な部位が“脳幹”と呼ばれる部分です。

 

 

ここは原始的な脳と呼ばれているひとつで、中枢神経を構成する部位が集まっています。

脳幹は脳と身体を繋ぐコントロールセンターのようなもので、脳幹がきちんと働ているからこそ、身体は脳の指示通りに動くことができます。

この脳幹が、実は頭から首にかけて伸びており、首の骨の中を通っているのです。

もうお分かりですか?つまり、首の骨がゆがんでいると、中を通る脳幹が圧迫されてしまうのです。

圧迫を受けた脳幹は、脳からの指令を正しく身体に伝えたり、反対に身体の状態を脳へきちんと伝えることができません。

気象病というのは、身体の外の気温や気圧、湿度の変化に対して身体が対応しきれていないことで症状を出します。

首がズレて脳幹がうまく働かないことで、気温差や気圧の変化、湿度の変化に合わせることができなくなり、気象病の症状を出します。

自律神経が乱れて交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできないのも、脳幹が切り替えのやり取りをうまく中継できていない為です。

その様に脳幹の働きが悪くなってしまうのが、頚椎のズレ、首の骨のゆがみのせいなのです。

 


 

気象病も自律神経もまとめて改善するには

 

気象病も自律神経の乱れも、実はどちらも「頚椎のズレ」によって脳幹が圧迫されていることが原因で起こっています。

つまり、首のゆがみを整え、脳幹を解放してあげることができれば、気象病も自律神経の乱れもまとめて改善することができます。

意外とシンプルな答えですよね。ある意味、拍子抜けした方もいらっしゃるかも知れません。

逆に「首を整体や接骨院で何度も診てもらったけど改善していない!」というお声もあると思います。

実は、答えはシンプルですが、実際に脳幹を解放するというのは簡単ではありません。

何故なら、大事な部分だからこそ、そう簡単に触れないようになっているからです。

頚椎のなかでも1番目、もっとも脳に近い首の骨のズレを整えることが必要なのですが、この頚椎1番(専門用語では“アトラス”)は直接コンタクトできません。

正確にはできないことも無いのですが、安全に調整するのがとても難易度の高い部位です。

なにせ、中にコントロールセンターの脳幹が通っています。

下手に刺激を入れると、余計にストレスになって、症状が悪化することもあります。

余程、熟練で信頼できる整体師でないとここの調整をお任せするのはちょっと怖いところがあります。

その為、今まで整体や接骨院、カイロプラクティックなどで頚椎の調整を受けたことがあっても、自律神経の乱れや気象病が改善しなかったという方もいらっしゃると思います。

頚椎1番の調整はそれほど難しいのです。

しかし、原因があなたの首にあることがはっきりしました。それがわかっただけでも気が楽だと思いますし、原因がわかれば日々の生活のなかで首に負担を掛けないように注意することもできます。

“なんで雨の日に調子が悪くなるのだろう?”

“なぜ自律神経の乱れが何年も改善しないの?”

“自分の身体がどうなっているのかわからないことがストレス”

このブログを読むことで、あなたのお悩み、ストレスが少しでも解消できたなら幸いです。

松山市で自律神経の乱れ、気象病を改善したいという方がいらっしゃったら、是非、松山整体院にお問い合わせください。

当院では脳幹を安全に解放する特別な調整方法をご用意しています。ご興味のある方は下のお問い合わせボタンから電話、もしくはLINE登録へお進みください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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