産後うつ
産後うつとはどんな症状なのか?
一般的にマタニティブルーと呼ばれる産後3日以内から起こる悲しさや気分の落ち込みは、多くのお母さんが経験するもので、2週間程で治まるためあまり心配はいりません。
産後うつはマタニティブルーよりも症状が重く、日常生活に支障が出てしまいます。
妊娠前からうつ病を患っていた場合は、産後うつのリスクも高まりますが、それ以外ではっきりした原因は分かっていません。
ホルモンバランスの変化、育児に対する不安、配偶者との温度差などが要因にはなりますが、産後うつにならない方ももちろんいらっしゃいます。
産後は、今までと違った生活で感じるストレスもそれまでとは大きく異なります。
そのストレスが脳を疲労させてしまう状態を「脳のオーバーヒート」と呼び、当院では産後うつの原因と考えています。
産後うつの重症度は
軽症
気持ちが前向きになれない、食欲がない、眠りが浅い
重度
強い不安感に襲われる、こどもや配偶者に嫌悪感を抱いてしまう
超重度
理由もなく悲しくなり涙が止まらない、いつも疲れていて家事が手に付かない、周りに八つ当たりしてしまう
どのように産後うつを改善するのか?
産後うつの原因は、多くの場合「脳のオーバーヒート」です。脳がストレスを受けて過剰に働き、熱を持っている状態です。
そのせいでホルモンバランスが崩れたり、考えがまとまらなくなり、産後うつの症状につながりやすくなります。
脳が受けるストレスとして、
- 思考のストレス
- 目のストレス
- 耳のストレス
- バランス感覚のストレス
- 感情のストレス
この5つがあります。
この中でどのストレスが特に強いのかを検査し、順番に解消していくことで症状が安定してくるのでご安心ください。
これら5つのストレスを見極める検査方法は当院独自のものになりますので、詳しくはご来院の際にご説明いたします。